ハロウィンと黒猫

日本でもすっかりお馴染みになったハロウィンですが、今年のアメリカはコロナの影響でイベントも中止だったり、家を巡ってお菓子をもらう事も自粛や非対面での対応だったりと、楽しみにしている子供達にとってはなかなかかわいそうな状況になっています。

子供がいない我が家にとって元々あまり気に留める行事ではないのですが、この時期になるとメールやSNSなどである注意喚起が送られてくるので、必然的にハロウィンを意識する事になるのです。

その内容は「ハロウィンの時期は特に黒猫が虐待されやすくなるので、注意して飼い猫を外に出さないようにしましょう」というもの。

我が家にはゴマという名前の黒猫がいます。甘やかされ放題のわがまま一人娘です(笑)

日本にいた頃に住宅事情で猫を飼えなかったという事もあり、アメリカに引っ越してきて落ち着く間もなくシェルターに飛んで行って貰い受けた待望の子なのですが、この子を選んだ理由は「黒猫は縁起が悪くて嫌われる傾向にあり、シェルターでも貰われにくい」というのが決め手でした。

日本ではジ○リアニメの黒猫キャラクターの影響などもあってか黒猫を毛嫌いする人はあまり多くないように思いますが、アメリカで未だにそのような迷信のイメージが多少なりともあるのが驚きです。

「偶像を拝む事、占いや魔術を行ったり好む事は罪である」と聖書には書かれています。

唯一の創造主である神様ではなく人が作り上げた別のものを自分の中心に置く時、また主が言われる事ではない不確かな間違った物事を信じる時、私達の目は曇り、正しい判断やものの善悪が見えなくなっていきます。

朝からTVで占いコーナーが流れるような環境にあって、また仕事や時間にがんじがらめになっていたり、金銭や物で溢れている生活の只中にあって、私達の目は果たしてクリアに見えているのでしょうか?

「黒猫は縁起が悪いから嫌い」なんて私は思わないから平気!…と誰でも思うかもしれないけれど、この小さな1つの迷信から思いを深めた時、自分の日々の生活がきちんと主に目を向けられているのかどうか、何か神様以外のものに心がとらわれてしまってはいないかと、自身をよく探るきっかけになるかと思うのです。

何も考えずに丸くなって昼寝をしている我が家の黒猫を愛でながら、しばし自分をじっくり見つめる時を持ちたいと思います。

Lynn (リン)

One Comment

  1. 竹下弘美 said:

    最後の写真はゴマちゃんですね。
    とても素敵な写真です。
    それとなくバックに
    Our house is a tiny house
    But God knows where we live
    のサインがあって素晴らしい
    PTL

    2020年10月22日
    Reply

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