秋の”初物”と収穫を思う

今朝何気なくTVのニュースを観ていたら、北海道でサンマが大量に釣れる異常事態が起こっていたと報道されていました。
収穫の秋…目にも美味しい旬の食材があちこちで手に入るこの時期。
”初物(first fruit)”は特に日本では特別なものとして扱いますよね。
確か今年の初物のサンマに13200円(1匹で!)の値が付いていたなぁ…と思い出し、同じサンマでも価値が随分と変わるものだと興味深く感じました。

どうして初物は特別なのでしょう?
収穫までの苦労が形となって実った、その一番初めの”one and only”のものだからですよね。
そんな大切な初物が手に入ったとしたら、皆さんはそれをどうしますか?
もし私がこの初物のサンマを買う事が出来たら、独り占めではなく家族と一緒に骨まで大事に食べるかなと想像します。一緒に味わう喜び、それを楽しんでいる家族の顔が見られて、何倍にも祝福を感じる事が出来るでしょう。

ふと、私達と神様の関係にもこの思いは当てはまるなと思いました。
まず何よりも初めに、神様の方から私達に、大切な”初物”である御子イエスを与えて下さいました。それは、イエスを通して私達を神の家族に迎え入れ、私達と一緒に永遠のいのちを味わい、喜びを分かち合って下さるためです。
神様が気前よく初物を与えて下さり、そのおかげで私達は救いという何よりの祝福を得る事が出来ました。

神様から”初物”を気前よく頂いた!と自覚した時、下さった方に何とかお返しをしたい、喜んでもらいたいという思いが生まれてきます。
イエス様は弟子達に「受けるよりも与える方が幸いです」と言われました。
大切な羊の初子を捧げたアベル(創世記4:4)、貧しい中で全ての財産であるレプタ銅貨2枚を捧げたやもめ(ルカ21:2)、主はその姿勢を喜ばれました。

今日、私が得ている収穫の中で何が”初物”(最上)なんだろう?
何を精一杯捧げたら神様が喜んで下さるのかな?
アメリカではもうすぐThanksgiving(感謝祭)…そんな事を思い巡らすと同時に「今夜はサンマ!」と献立を決めた私です。

[箴言 3:9,10]
あなたの財産で主をあがめよ。
あなたのすべての収穫の初物で。
そうすれば、あなたの倉は豊かさで満たされ、
あなたの石がめは新しいぶどう酒であふれる。

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