凪の心で風を待つ

年始めのコラムになります。年始というのは新しい1年の目標を考える絶好の機会。日本では「1年の計は元旦にあり」と言いますし、アメリカでも「New Year’s Resolution」と言われ、発表し合ったりする光景がよく見られます。

私も今年に入って与えられたキーワードがいくつかあるのですが、そのうちの1つは「Be Still(静まる)」でした。

“Be still, and know that I am God”(やめよ。わたしこそ神であることを知れ。)詩篇46:10

大変有名なこの聖句は壁飾りや雑貨のモチーフにもよく使われていて、特にアメリカでは目にする事が多かったものの、1つ1つの単語に留まってよく考えてみた事はなかったように思います。

2020年、私達はそれまで忙しなく活動的だった日々から一転、自宅に留まり他人との接触を制限する、肉体的な意味での「動かないでいる、静かにしている」という新しい生活を過ごす事となりました。

忙しい生活を一度リセットして主との時間を作る…それも大事な「Be Still」の要素かと思います。実際、自宅での生活が続いている事でまとまった時間も取りやすくなり、聖書の学びや賛美にも集中して取り組めました。

今年はより深く、霊的な側面での「Be Still」が一体どういう事なのかを探らせて頂きたいなという思いが与えられています。

私にとっての「静寂」のイメージは、波が全く立っていない凪の海の状態です。

心の中に何かが発生した時、どんなに微かな思いでも、それはさざなみとなり、波となって凪の海面を乱していきます。

また何か言葉を発した時、それがどんな些細な不満や不安、疑問だったとしても、主にある平安の静寂を破って次第に大きな雑音となっていきます。

弱い人間である私自身の力では、何も思い悩まない、また口にしないというのは到底成し遂げる事は出来ない難題ですが、主から頂いている聖霊の導きに全てを委ねた時にはそれが可能となります。

自分の心がスッと凪の状態に整えられ、そこに聖霊の風が自由に吹いて下さるように…

そうなる為に、心を明け渡す相手である私の主がどんなお方なのかを深く探り求めていく…

そのような1年でありたいと祈っています。

皆さんの今年の目標はなんでしょう?

Lynn

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